パート社保拡大　８万８０００円の算定方法？

2022年8月24日

パートへの社会保険適用拡大については、今年１０月からは常時１００人を超える事業所が対象となり、さらに２０２４年１０月からは常時５０人を超える事業所にまで拡大されます。パートタイマーが被保険者となる要件では、①週所定労働時間が２０時間以上であること、②賃金の月額が88,000円以上であること、③雇用期間が1年以上見込まれること、④学生でないこと、となっていますが、③の雇用期間に関しては今年10月から一般の被保険者と同じ、「2か月を超えて見込まれること」に変わります。

では、②の賃金月額88,000円以上の算定は、基本給及び手当で判断します。ただし、以下の1，～4，の賃金は算入しません。

1，臨時に支払われる賃金　2，1か月を超える期間ごとに支払われる賃金（賞与など）　3，時間外労働、休日労働、深夜労働に対して支払われる賃金　4，最低賃金に算入しない賃金（精皆勤手当、通勤手当、家族手当）

標準報酬月額を算定する賃金と違うものもありますので注意が必要です。（3，4，は算定基礎届等においては含める。）

事業所の単位と人数の数え方は、前々回の記事をご覧ください。

福岡労務ニュース2022年9月号の記事を再構成しました。

編集者：井上晴司

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