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2023年4月27日

年金の特例的な繰下げみなし増額制度とは

令和5年4月1日から始まった老齢年金の特例的な繰下げみなし増額制度とは・・・

本来65歳から受け取る年金の受給を先延ばしにしたら年金は増額になり一生増えた年金をもらえます。ひと月当たり0.7%ずつ増えていき、70歳で42%、最大75歳まで繰下げると84%増えます。

もし、繰下げをしている間にまとまったお金が必要になり、65歳以降の年金を一括でもらおうとした場合・・・これまでは時効があって過去5年分しかもらえません。例として71歳で一括申請したら65歳から66歳の1年分は時効で消えてしまっています。増額もありません。

しかし、今年の4月からは、70歳以降に一括受給を請求した場合は5年前に申し出をしたとみなします。同じ例で71歳の人が一括請求をしたら5年前の66歳時点で申し出たとみなされ、65歳からの1年間が繰下げ期間となり、8.4%増額された年金を5年分一括受給できます。

このみなし制度の対象となるのは、昭和27年4月2日以降に生まれた人か平成29年4月1日以降に老齢年金の受給権を得た人です。

井上晴司

編集者:井上晴司

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