2023年5月9日
企業型DC マッチング拠出
以前掲載した「iDeCo+(イデコプラス)」は、従業員が加入するiDeCo(個人型確定拠出年金)に上乗せして事業主が掛金を拠出できる制度です。
これとは逆に企業型確定拠出年金制度がある会社では規約に定めれば、加入者(従業員)も一定の範囲内で事業主の掛金に上乗せして拠出する「マッチング拠出」ができます。
マッチング拠出を採用した場合でも、従業員はマッチング拠出をするかiDeCoに加入するかを選択できます。
マッチング拠出での従業員の掛金の上限は、次のようになっています。
1.会社掛金が27,500円未満のときは、会社掛金以下(会社掛金が10,000円なら10,000円以下)
2.会社掛金が27,500円以上のときは、55,000円-会社掛金(会社掛金が30,000円なら25,000円以下)
マッチング拠出のメリット
- 掛金は全額所得控除の対象となり、所得税、住民税がお得になります。
- 資産運用によって生じた利益も全額非課税です。
- 将来、一時金で受け取る場合は退職所得控除、年金で受け取る場合は公的年金等控除の対象となります。
- 会社にとっては、掛金を増やすことなく福利厚生の充実が図れます。
マッチング拠出のでメリット
- 60歳まで受取りができません。
- 運用によっては元本を割るリスクもあります。
編集者:井上晴司
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